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Gender Talk Weekend 話そう、聞こう、みんなのモヤモヤ

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最近よく聞く小難しい言葉たち

元鈴木さんのお話を聞いて、いつでも怒れる瞬発力を鍛えようと思った。

7月27日(土)に毎日ホールで開催された「Gender Talk Weekend 話そう、聞こう、みんなのモヤモヤ」に参加した。

きっかけは元鈴木さんがX上でこのイベントの告知をしていたから。普段見かけない類のポストを見かけたことで興味津々。

概要を見てみるとポッドキャスト「今夜、Bluepostで」のリアルイベントらしい。

イベントの開催概要はこちら

常日頃、Xではロジカルな意見交換や呟きが見られる中でぶっちゃけ小難しいと思っている「ジェンダー」という言葉。

なんなら私は頭のいい人、その情報に精通している人にしか論じることは許されない雰囲気さえあると思っている。

そもそも定義を自分で正しく理解していないと論点がずれるから、相手にとっては「お話にならない」みたいに思われかねないよね。

ということで「わかっていないのでは」と言われるのも嫌で、あまりそういった発言はしないようにしていた。

しかし、思い返せば今までそういった偏見に充ちた世界にいたので(そもそも女性というだけで偏見が強くない?)なにか気付きがあるかもしれないし、元鈴木さんの考え方ってどんな感じなんだろうと思って参加した。

とりあえず買って間もない辞書を引き、それぞれの定義を明確にした。

ジェンダー〔gender〕①社会的・文化的に形づくられる性差。例、男らしさ・女らしさ。

三省堂国語辞典 第八版.見坊豪紀,市川 孝,飛田良文, 山崎 誠,飯間浩明,塩田雄大編.三省堂.2022.p606

ルッキズム〔lookism〕人を、容姿などの外見で評価すること。

三省堂国語辞典 第八版.見坊豪紀,市川 孝,飛田良文, 山崎 誠,飯間浩明,塩田雄大編.三省堂.2022.p1644

私が経験したジェンダー

う~ん、なるほど。三省堂さんの辞書はとってもわかりやすい。

きっと複雑でちょっとやそっとじゃ変わらない社会の定義だから、シンプルなくらいでいいんだ。

この2つの言葉の定義をふまえて私が経験したものをピックアップしてみた。

  • 女の子なのに戦隊ものが好きだなんて変わっている
  • 女の子なのにスカートが嫌いだなんてかわいくない
  • 女の子なのに青色が好きだなんて変わっている

あとは「顔が丸いから某アンパンのキャラクターに似ている」とか「目が釣り目だからキツネ」とか自分の見た目に対してずっといじめられていた。

このような経験から、私は私のことを生きてきて1度もかわいいとか、美人だとか思ったことがない。(そもそも見た目がいいとされる人は自分の姿を見てそんな風に思うのかしら)

女子のグループ単位とかでなく、クラス単位でずっとそのような扱いをされていたこともあって、世間的に自分がブスだという自覚がある。

ぶっちゃけキャラクターに関しては子育てする親がわりと絶大な信頼を寄せていると思う。

キャラクターNGじゃないご家庭でない限り。私のことを自分より下に見ようとしていた人たちが

人の親になり、そのキャラクターにお世話になるときに「あー、いずみちゃんのこといじめてたなあ」って、

ふと私の顔が脳裏をかすめて嫌な気持ちになればいいなあって思いながら過ごしている。かすめていてほしい。

大人になってからも、女はずるいとか、お茶くみとお酌おねがいねとか、女の人がいると華やかだからと飲み会に誘われていた。

今までの思い出を文字にすると、気味悪さが際立つ。言われて嬉しくないことばかり。

元鈴木さんのトークショー概要

恨みつらみをかいてもしょうがないので元鈴木さんが何を話していたかを、掻いつまんで書く。

ニュアンスの違いはあることはご容赦いただければ幸い。雰囲気で見てもらえたら。

  • お金があるところにお金で支配したい人が現れることに気付いた。めんどうだと思ったので、企業の際は投資家を挟まず話を進めた。
  • コルセットを作った利益でコルセットを作って利益を出すことを繰り返した。
  • 起業前に働いていたアルバイト先で「売れていないのにバイト代もらえると思っているの?」と言われた。経営者が労働者に賃金を払うのは当然だと思っていた
  • 美容に関して。照射など美容医療を自分がするのは良いけれど、それを人に進めたり、していないからダメだというのは違うと思う
  • ラディカルフェミニスト(いわゆるフェミニスト過激派のこと)の方に「装飾が多い服は売るな」と言われた。理由は失念。
  • ルッキズムから逃れるのはムリ
  • 良いものを作っても、知られないと意味がない。
  • 私は、インスタ映えよりもツイッター映えだ!
  • 弊社(株式会社Alyo)の洋服はX(旧Twitter)での悩める女性の声を拾いながら作っている。
  • 使ってもらうときの流れを考えて作る「SELPENTINA(セルペンティナ)のジャケットのしつけ(糸)は赤にしています。大きく×になるように縫うことで”ここを切るんだよっ!”とアピールしています(にこり)」

途中、菅野さんから

「あの、ポケットから見えているの、もしかして……」

元鈴木さんが着ているセットアップのスカートのポケットからワインボトル(およそ700mL)が出てきました。

思わずにやける私。

最後に質疑応答コーナー。(ほとんど覚えていなくて悔しいのですがわかる限りで箇条書きします。)

Q.ご自身の思う女性らしさは、周囲の男性から言われたことによって確立されていると思うことはないか

A.(回答失念)

これ!、ちゃんと聞いておきたかったです……!

Q.田舎と都会のルッキズムの差について

A.(回答失念)

Q.イライラするとなかなかその怒りを手放せない。イラッとしたときの対処法

A.自分に対して投げかけられるネガティブな発言が必ずしも否定とは限らない。自分の成長になるようなことを言ってくれていると感じたら受け止める。

そうでないポストに関してはXで即レスせよ。日々、自分ならどのように打ち返すかを考える。瞬発力を鍛える。

Q.自分の好きな服が流行と離れていってしまう。元鈴木さんはどのように考えているか

A.あまり気にしていない。今、私が着ているうちの服(SELPENTINAのイージーペプラムセットアップ/黒)も80年代のデザイン。

この後、質問者の方に「お答えになっていますでしょうか」って聞き返していて、そんな気づかいは私も見習いたいと思った。

私が元鈴木さんを知ったきっかけ

元鈴木さんのXアカウント(当時はTwitter)をフォローして8年くらい経つだろうか。これで古参アピールをするつもりもない。

当時から元鈴木さんにはフォロワーが多かったし、むしろその時代から知っています!という方もたくさんいるだろう。

2017年ごろ、当時、私は実家にいて独自にダイエットに取り組んでは挫折を繰り返していた。

そんなときに「運動が嫌い。くびれはコルセットでつくればいい」という旨の呟きをしていたのが元鈴木さん。

その手があったか!と衝撃を受け、当時、元鈴木さんがおすすめしていたアマゾンで買える安価なコルセットをすぐに買った。コルセットを着けて座り仕事することはとにかくキツく、読者の皆さんお察しの通りかとは思うが、すぐ着けるのをやめてしまった。

そのあたりから元鈴木さんは独自にコルセットを作ったり、アパレルを展開し始めたと思う。フェミニンなスカートやお洋服などは自分の好きな洋服のタイプとは違ったので商品の告知をぼんやり見る程度だった。

2023年夏、コルセット購入

今でもなぜウエディングフォトを撮るタイミングでコルセットを買わなかったのかわからない。

きっと私のことなのでお金の問題かもしれない。32歳まで学費の返済をしていた。

2023年の夏に初めてコルセットを購入した。

きっかけは運動もして、食事管理も完璧だったのにみるみる体重は増えていったこと。

恥をしのんで甲状腺内科に行って「痩せないんです」と相談した。血液検査の結果、橋本病の抗体が陽性と言われてダイエットを諦めていたときだと思う。

もうコルセットでなんとかごまかそうと考えた(多分)

私は未だ勉強不足で、コルセットのネガティブなところまで網羅しているわけじゃないから、ほかの人にコルセットいいよ!つけなよ!と手放しでおすすめはできない。

自己肯定感が低い私は、自己啓発本を読み漁り、あらゆる病院で体の不調を正そうとし、漢方医から2週間で3万円する漢方を飲んでいたこともある。ダイエットもした。

今思えば、追い込みすぎだと思っている。

「痩せなくてもいいか、コルセットすればいいし」と思えるようになったのはメンタル面でかなり助けられている。

いいものはいいですよと言っていきたい。

使うも使わないも自由だと思うので。

「選択できることを大事にしている」って元鈴木さんもよく仰っている。

元鈴木さんは努力の人だと考える

ブラック企業でただの肥やしにされた私からすると元鈴木さんは努力の人だと思うので会社ごと応援している。

(だって、インスタライブで自社製品についてあれだけ説明できる社長が世の中にどれだけいるだろう)

元鈴木さんは自己肯定感が低いのだそうです。そこから「素材はいいからコンパニオンでもやるか」という自信があった点は、私と全く違う(同じですねなんて言えないけれど)

SNSではキャッキャしているイメージだけれど実際にお会いすると落ち着いている。落ち着きのない自分のことが恥ずかしくなるくらい。

私は雇用される経験しかしていないから、見ている視点もまた違うのだろうなあ。

「書籍など出さないのですか?」と聞いたらそのような予定は今のところないのだそう。

書籍はきっと大変だものね。

書籍でなく、秋物のお洋服の新作発表を楽しみに待つことにします。

それから怒りの瞬発力の筋トレだ!ヤー!

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この記事を書いた人

保育士▶製薬QC▶ライター1年目です。クラウドワークスメインで活動中!

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