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会いたいから会いに行く

ずっと応援していた人が、突然この世からいなくなってしまった。

直接応援の言葉を伝えられる機会はあったのに、当時の私は自分がブスだから会うのがとても恥ずかしいと本気で思っていて、結局会いに行かなかった。

アホすぎる。

数年後、彼の主演舞台を客席から見た。彼はその1年後にいなくなってしまった。

やっぱり会いたい人には会いに行けるなら、会ったほうが絶対にいいんだよって思いました。

夏奈ほの先生の『正反対なわたしたち3』新刊発売記念イベントに参加すべく、青山ブックセンターに行ってきました。

ゲストは現在同じく犬マンガを描いている濱田賢治先生。

今回のイベントのキモにもなっている、お2人の現在連載中の作品はこちら↓

夏奈ほの先生『正反対なわたしたち』(一迅社)

濱田賢治先生『ポン太がヒトになりまして。』(集英社)

そして私は犬不足。どちらの作品も愛読していたので『俺得(おれとく)』ってこういうことをいうんだ!と実感したイベントでした。

30年近く犬がいる生活が当たり前だったのに、いざ離れてみると生きてはいけるもんだなあと実感しているところ。

犬の話が聞きたい。なにより、こんな素敵なストーリと犬を描ける漫画家さんに会ってみたいと、もりもりの好奇心で参加しました。

このようなイベントは編集さんが企画することを最近知ったので、必ず担当編集さんにも企画立案のお礼を言うんだ~!という気持ちで青山へ。

編集さんに私のお気持ち、伝えることができました。編集さんお2人も感じのいい方でした。

先生方が登場されたときの第一印象。夏奈先生はネイルもキラキラしていて、全体的にキラキラしている!声もかわいい!

アラスカンマラミュートみたいな大きい犬になりたいと言っていたけれど、作中の門十郎(ポメラニアン)のよう。

ああ、私に絵が描けるなら迷わずこんな感じだよと表現するのになあ。

濱田先生は落ち着いたお兄さんという印象でした。学生時代の同級生、けんちゃんに似ている(そういえば名前も似ている)。

柴犬を飼っていたことがあるとのことで、そのお話を聞いてからは先生のことが柴犬に見えていました。

漫画家さんの自画像ってどうしてあんなにもご本人の雰囲気を捉えない、まったく別物になるのでしょうか。

だからといって、濱田先生はカエルに似てるのかもとは思っていなかった。夏奈先生は……ふわふわした感じが自画像そのままでした。

イベントの内容はと言いますと、メモを取ろうかなと思ったんですが……メモはほとんどとっていません。

お話の詳細を書くかどうか。イベント参加後はブログにどこまで書くかを迷うところでもあります。

内容をファンの方々にも共有したい。自分はブログのネタを探すために参加しているわけじゃない。いいものは声を大きくしておすすめしたい。応募して来た人のためのイベントだし。と気持ちがぶつかっては消え。うじうじしていました。

自分のことを考えている時間がもったいないので、目の前の先生方のお話を集中して聞くことにしました。

とはいえこんなふわふわした感じでただイベントを楽しんだため、最後の質問コーナーで挙手できなかったことが悔やまれます。(集中して聞いていたら何かしら聞けたのではないかという反省)

イベント内容は犬にちなんだ話が多く、先生方の思う犬の好きなところ、お互いの作品を読んでどのような印象を受けているか、読者からの質問、最後の挨拶が終わってサイン会に突入するという流れでした。

私がメモしたのは”『犬の教科書』(ナツメ社)”だけ。夏奈先生が犬の作画を勉強する際に使用したという書籍です。この書籍をさっそく書店で立ち読みしてみたところ、犬種ごとの生い立ちや、性格の情報量が多く読みごたえがありそうだったのでそのうち購入しようと心に決めました。

夏奈先生の犬のスケッチを見てプロも勉強するのかあ。と、感心しました。

サラサラ描けるものだと思っていたのだけれど努力でできている作品なのですね。

濱田先生は「夏奈先生の時間の使い方が知りたいです」と自分以外の作家さんの生活リズムを聞いていました。その気持ち、とってもよく分かります。

そして私は濱田先生が「12時間くらい描いているので」と発言したのを聞き逃しませんでした。

そこからぐるぐる考えてしまった。

私には同じようなことができるのかなとか、プロはそこまで食らいついて描かないといけないのか、とか。

サイン会に移ってからは先生方にしっかり思いを伝えたいぞと、気持ちを切り替え、私としてはかなり頑張った。

先生の座っているテーブルの前に立ち、目の前でお話しながら私の名前と作中のキャラクター、先生のサインを描いてくださいました。

目の前で生み出されるキャラクター(直筆)がありがたすぎて、これはいったいいくらお支払いするんでしょうか?と下衆なことを考えましたね。

お2人に手紙を直接お渡し出来てよかったです。たまたま家にあったのが、お気に入りのはいばらの便せん(しかも犬、盲導犬支援のもの)だったので、犬に関わるアイテムだったのも自分で納得のいくものでした。ふう。

先生方は全員に「ありがとうございます!」と感謝していて、それは私もまったく同じ気持ちですようと思っていた。

そのほかになんて言ったらいいのかわからなくて、胸がいっぱいになりました。

作品を応援していくのがファンとしての努めかなと思ってこの記事も書いています。

ただの日記なんですけど、とても雰囲気のいいイベントだったので、記憶に残しておきたくて書きました。

いろんな犬種が出てきて面白いのでご興味ある方は読んでみてください!犬ばっかり出てきます!

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この記事を書いた人

保育士▶製薬QC▶ライター1年目です。クラウドワークスメインで活動中!

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