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好きなバンドのライブ、8年ぶりに観た。

2024年5月19日 、DuelJewel(デュエルジュエル)のライブを観た。

場所は東京都目黒区にある鹿鳴館という収容人数250人のライブハウス。

この会場に足を運ぶのは14年ぶり。

しかもその時の出演者もDuelJewelである。

その後も彼らのライブにはぼちぼち足を運んでいたので実質8年ぶりのライブだった。

目次

ツアータイトルは「TIMESLIP」

その名の通りライブのセットリストも2024年3月27日に発売されたフルアルバム「[RE]REVIVE」(リ・リバイブ)からの選曲が多く、既存曲の再録音版をたっぷり聴いた。

5人それぞれが熱量を増していて「今が1番カッコいい」とはこういうことなのかと思った。

音楽の専門的なことは全くわからない。

5人ともパフォーマンスが以前に比べてそれぞれ派手になっていた。

彼らがコツコツやってきたことが確実に実を結んでいて、

年月を経て彼らのライブを観た私の目には、とてつもない変化をしているように映って感激した。

MCになって1人1人が話し始めると、昔のままの空気感でもあり

月日が経って5人それぞれのキャラクターのようなものが、いっそう濃くなったのを感じた。

当時、保育士を目指して社会人から学生になった22歳の私も14年の時を経て現在36歳。

溺れそうになるくらいの音の波を浴びながら、今もなお、好きなバンドが現役で活躍していることがありがたいと思った。

ただし、私はこの日のライブのチケットを自分の意志で取ったものではない。

それに「昔の曲が聴けるっぽいから行こうかなあ」みたいな安直な気持ちでは行けなかった。

このチケットは仕事で行けなくなってしまった友人からたまたま声がかかって譲り受けただけ。

もう1人の友達が一緒にいなかったら、行かなかったかもしれない。

私は、友達にもDuelJewelにも心底失礼だし、意気地なしだと思う。

図々しいのは承知のうえで、久しぶりのライブがとても楽しいものだったので感想を書きたくなって、書いている。

1人でライブハウスに行かなくなった理由

私はV系、ヴィジュアル系と呼ばれるバンドが好きだ。

このカテゴリにも色んな音楽が溢れているから一概に全部好き!ということはない。

何がきっかけか覚えていないけれど、19歳でDuelJewelというバンドに出会い、ライブやCD発売のイベントには足しげく通った。

足しげく、と表現したけれど私は短大の学費返済しつつ一人暮らしをし、ライブに行っていたから、決してお金に余裕があるわけではなかった。

かなりマイペースに、私なりのペースで応援していた。

2014年11月16日、吉祥寺のライブハウスで「この人のいる空間でライブ楽しめないな」と思った瞬間から、DuelJewelのライブにはほとんど行かなくなった。

「この人」とは、どこのだれかも知らない人。

お互い知らない者同士なのに敵意を向けてくる人がいることが嫌だった。

ライブにはわりと行っていたけれど、初めての経験で非常に混乱した。

私もぶつかったりしたのかも、嫌だったのかも、自分も良くなかった理由をたくさん考え、ついに音楽に集中できなくなって防音扉を出た。

帰るか迷ったけれど、せっかくだしとロビーのモニターでライブを終演まで見ていた。

チケットもったいなかった、むかつく、でも私も悪かったのかもしれない。

色々考えてモヤモヤした。

すぐそばに楽しそうにしている空間があるのに私だけ何をしているんだろう?と思ったら泣きそうだった。

友人にも会ったけれど、友人たちの楽しい気分を壊したくなくて、すぐに「聞いてよ~」とは言えなかった。

そのときは当時のTwitterに自分の気持ちを呟いた。

ライブハウスには滅多に行かなくなり、情けないことに1人で行く勇気もなかった。

「彼らの音楽が好き」という気持ちでその出来事を乗り越えられなかった。

「自分が嫌な思いをしたくない」という理由のためだけに、友達に「一緒に行こう」というのは失礼だと思って誘わなかった。

気が弱い私は好きだという理由を置き去りにし、行かない理由をつくり、行かないでいた。

2016年2月にDuelJewelは解散し、2019年3月に復活した。

解散ライブには行ったけれど、復活ライブの告知が出ても行く気にはならなかった。

嫌いになる理由探し

バンドが解散し、メンバーそれぞれのフィールドで頑張っていても

その人のやっていることを受け入れられないと応援する気になれないということにも気付いた。

私はその人のすべてを肯定できるような懐の広いファンじゃないんだな。

嫌いになる理由を探していたと思う。

DuelJewelを好きになるよりも前に、私が好きだった某大物アーティストが

DuelJewelの好きなメンバーと一緒に仕事をすることになった。

蓋を開けてみた結果、どちらも受け入れられなかった。

某大物アーティストの言動や取り巻く人々、ファンのノリが耐えられなかった。

なによりDuelJewelのドラム、ばるさんのことは、見るに堪えなかった。

私には、無理しているようにしか見えなかったから。

そして私は2024年5月まで彼らのライブなどにはほとんど参加していない。

(ほとんど、というのは1度だけインストアイベント(CDの販促イベント)に行ったことがあるから。)

今回はたまたま行けなくなった友人が声をかけてくれて。

ライブでこんなに感激することになるとは思わなかった。

ずっと楽しかった。

やりたいこと、全部やる

今年の人生のテーマは「やりたいこと、全部やる」

だから飛び込んだ。今回は友人もいる。(友人と懐かしい曲のイントロが聞こえてきたとき、顔を見合わせたの嬉しかったなあ。)

会社員を辞めて、ライターの世界に飛び込んだら、新しい景色が見えたから

きっと行こうかなってちょっとでも思ったら行ったほうがいいんだ、と思って。

今回もそれに違わなかった。

ライブ最後のMCでボーカルの隼人の言葉が、今の私に突き刺さる。

「毎日、何かをどうしたらよくなるかとか、いろいろ考えてもがいていること。そうしていること自体が素晴らしい人生であると思います」

21曲も歌ったあとなのに、相変わらずいいこと言うしやっぱり繊細だあ。

そう思って聞いていた。

もがいている自分は醜いかもしれないけれど、そんな自分でも好きになれそう。

この言葉を宝物みたいに大事にしたい。

久しぶりのライブはとても楽しかった。

余談だけれど、私の書く文章を「好きだ」と言ってくれる人がぽつぽつ現れた。

嬉しいけど、信じられないでいる、嬉しい。

情緒不安定になる。

ん?なんか、すごいパワーをもらえるな?と気付いた。

(きっと誹謗中傷なんて受けたら死にたくなるんだろうな、とも思う。)

好きだとかポジティブなことはどんどん口に出していきたい。

何かいいことがあるかもしれないから。

だから、こうしてブログを書いている。

DuelJewelには、これからも「格好いい」を更新していってほしい。

私もコツコツやれば、いつかどうにかなるかな、という気持ちで過ごす。

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この記事を書いた人

保育士▶製薬QC▶ライター1年目です。クラウドワークスメインで活動中!

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